ゼロクリック時代、Webメディアに何が起きているのかーWeb指標一覧
数字を追っていくと見えてくるのは、単なるPV減ではなく、ゼロクリック時代におけるメディアの構造変化です。
Web指標一覧(2025年10月-12月期)
先日、日本ABC協会よりWeb指標データの最新版が公表されました。各数値の上位は以下のとおり。
【PV数TOP10(自社、外部合算)】
文春オンライン:4億1,555万6,767 PV(自社:207,669,748 + 外部:193,887,019)
NEWSポストセブン:3億278万3,022 PV(自社:146,143,909 + 外部:156,639,113)
デイリー新潮:2億6,045万6,502 PV(自社:48,859,886 + 外部:211,596,616)
WEB女性自身:2億3,803万7,319 PV(自社:73,666,054 + 外部:164,371,265)
PRESIDENT Online:2億3,363万2,471 PV(自社:66,444,962 + 外部:167,187,509)
Smart FLASH:2億1,054万7,577 PV(自社:66,764,804 + 外部:143,782,773)
東洋経済オンライン:1億5,841万9,427 PV(自社:82,246,327 + 外部:76,173,100)
週刊女性PRIME:1億5,545万6,019 PV(自社:34,956,918 + 外部:120,499,101)
集英社オンライン:1億5,338万3,064 PV(自社:45,477,106 + 外部:107,905,958)
ウォーカープラス:1億4,320万7,470 PV(自社:130,935,901 + 外部:12,271,569)
【UU数TOP】
文春オンライン:26,039,802 UU
NEWSポストセブン:19,566,522 UU
ウォーカープラス:17,110,763 UU
WEB女性自身:16,112,456 UU
週刊女性PRIME:15,126,531 UU
東洋経済オンライン:14,150,419 UU
ここで気になるのは、足元の順位そのものというより、この1年で何が起きたのかです。
GoogleのAI Overviews、ゼロクリック時代――そんな言葉が当たり前のように出てくる今、数字から何が読み取れるのでしょうか。
下記では、期間内で継続して同じ条件で追えた主要Web媒体の合算値をもとに、この1年の動きを見てみます。
2025年は、ウェブメディアを持つ出版社にとって、かなりはっきりした転換点だったように思います。
主要Web媒体のUU・PV推移

主要Web媒体のUU・PV期間推移
2024年第4四半期から2025年第4四半期までの推移を追うと、市場全体のPV・UUは大きく減少しました。
集計対象全体のPVは、2024Q4の約50.9億PVから2025Q4には約35.2億PVへと、約30%減。UUもほぼ同じ傾向を見せています。
ここで大事なのは、「PVが減った」「UUが減った」ということだけではない、ということです。起きているのは、単なる不振ではなく、情報消費の経路そのものが変わってきたということではないでしょうか。
検索から記事へ来る。SNSで見つけてサイトに飛ぶ。そうした流れの前提が、2025年に大きく転換します。
ある意味、これまで重視されていた「どれだけ多く読まれたか」が「なぜその媒体をわざわざ見に行くのか」に変化したのだとも考えられます。
消えたのはPVなのか、それとも“サイト着地”なのか
TOP10サイト(PV)の四半期推移をみてみます。全体的には30%減という強い逆風下ではありますが、メディアごとの差はかなり大きいことがわかります。

TOP10サイトの合計PV四半期推移
